平成22年12月議会・一般質問
 先に通告いたしました2点につい質問いたします。最初に「魚野川の水利権について」です。
 
1.魚の川の水利権について
 
 南魚沼市の米の作付け面積は4830fで、魚野川からの取水で米を作っている面積は2395fです。魚沼コシヒカリを栽培している、半分は魚野川からの水で米を作っています。
 清津川からの水を前提として、戦後21年から30年代にかけて六日町地域に742fの田んぼが造成され、塩沢地域でも昭和40年代に、418fの新田開発が行なわれております。
 大正11年に湯沢発電所稼働以来、約90年に渡って、清津川の水を取込んだ魚野川は、清津川の水無くして「魚野川」とは言えないのです。

 魚野川は米作りだけでなく、鮎、鮭の漁業・釣り等の観光資源として、そして生活用水として、また、魚野川の岸べは市民の癒し・くつろぎの場であります。そして、なにものにも代え難い多くの自然の宝庫であると同時に、八海山、コシヒカリの田んぼ、魚野川、この景観・自然こそが、NHKに言わせた日本の原風景です。まさに南魚沼市の宝です。

 そういう南魚沼市民にとって命でもある「魚野川」に対し、平成14年、当時の中里村が東京電力に水利権の放棄を要請いたしました。清津川の水は清津川に返せと言うことです。
 今現在、約90年にわたり湯沢町三俣地区の清津川の取水口から6.121立方bを取水し、湯沢発電所で発電後の水を魚野川に放流しています。
 
 もしそんな道理がとおれば、作付け面積の半分は米は作れないばかりか、南魚沼市の基盤、生活そのものが犯され、南魚沼市の経済が破綻することになります。
 
 今コシヒカリを作っている田んぼは、国が食料事業の大変な時代に、3分の2は畑であったのです。畑で荒れ地であったのを国がどうしても国策上田んぼにしたいと、国の費用で田んぼにして、そして水利権をちゃんと獲得して私たちに払い下げをした。
 
 そういうところを50年間も耕作しているわけですから、いまになって水利権がどうのこうのと言っても絶対に飲むわけにはいきません。

 もし、あるとすれば、東京電力と清津川の水利権の問題を湯沢発電所で発電する際に、当然、清津川流域の皆さんと水利権の話しはあったはずです。

 当然、清津川の水がすくなるわけですから、いろいろの意見が出たと思います。そして、納得したので、魚野川へ6.121立方bの放流がはじまったものとおもいます。

 南魚沼は南魚沼の水で米を作ればいいなんて言うことは、今までの歴史からいっても、納得されませんし、そんなことが許されて良いはずはありません。

 そうでありますので、平成16年に魚野川流域7町が中里村に対抗して協議会を設立し、水争いは本格化いたしました。
 
 清津川分水問題について、それぞれ主張し運動が展開され、十日町サイドの動きが活発でありました。
 そこで、平成17年に県が事務局となる「キヨ津川・魚野川流域・水環境・検討協議会」が設置されました。6年間10回におよぶ協議会は、両市とも一歩も譲っておりません。

 少し変化が出てきたのが、21年度の第9回平成22年2月2日に行なわれた協議会からです。この時から十日町市長が田口市長から関口市長に替わり初めての会議です。
 
 先の市長選挙で、普通であれば、井口市長の対立候補を応援する人が、清津川問題は、井口一郎でなければ対応は出来ないと言って、井口市長の応援に回りました。そう言わせるほど、魚野川の水問題については、先頭に立ち、立ち向かってまいりました。

 今年の12月末に東北電力は、4回目の水利権更新が来ることから、泉田県知事の仲介もあり、関口十日町市長、井口市長とも、対立回避を優先して、今回の協定書の調印の運びとなったと私は思っています。

 その協定書は二つからなり、一つは「魚の川の水確保のために、抜本的解決策を検討する枠組みを新潟県と南魚沼市が中心となりつくることとし、年内の設立を目指す。」
  ダムとか、ため池とかを作ることと思いますが、県知事の巧みな政治に乗せられたような気がしてなりませんが、この実現に向かっては、相当高いハードルだが市長の見解を伺う。

 二つめは、「暫定措置として、清津川への試験放流の増量を検討していく。」とあります。
 私はこの項目が入ったと言うことは、井口市長は十日町側の圧力に屈したと思っておりますが、この事についての所見を聞かしてください。

2.井口市政を問う

 新市の市長として、市長2期目の折り返しにはいりました。

 2期目は1期で築き上げた基礎の上に柱を立て、屋根を掛けなければならないと、6つの政策15の具体策をかかげ選挙戦を戦い、当選を果たしました。

保健医療福祉、教育文化、都市基盤整備、産業振興、環境共生、行財政改革と6本の柱は、力強くバランス良く62,000人の市民の生活のために6本の柱は立っています。

 前回の選挙で対立候補は、「10億円の野球場は入らない」この事を全面に打ち出し戦いましたが、市民は井口市長を選択いたしました。

 62,000人の首長です。市政全般に精通し県や国への人脈はもとより、哲学をもち、実行と決断を兼ね備えていなくてはと、井口市政の2年間を振り返り思った。 

 市長2期目の後半は屋根を掛ける2年間です。どのような屋根を掛けるのか市長に伺います。

 市長屋根の件で2点聞きますが、

 1 学校統合と財政の問題に関してです。

 城内、五十沢、大巻3中学校の統合、上田第1、上田第2小学校の統合について、集落の懇談会は終り、校区の皆さんやPTAの皆さんは、3中学校、上田小学校とも統合はやむなしと言う雰囲気で、来年の6月頃には統合を目指した、仮称ですが「教育を考える会」を立ち上げる計画です。

 統合は、建築等でお金が相当かかりますので、合併特例債のある27年までに行なうことが最善と思いますが市長の考えはどうですか。

 2.人口減少に対する市長の発言の真意について聞きます。

 先の市長の後援会、会場は立錐のない程の盛況で市長に対する期待の高さが伺われましたが、市長は市政報告の中で、合併して6年が経ち人口が減少するのは、いたし方無いんだというような話しをされました。

 人口が減少しないように、市政運営するのが首長だと思います。

 この地で生まれこの地で生涯を完結できる「地域完結型市政」を目指している市長にしては、弱気な考え・弱気な発言のように感じました。

 なかなか、一つの政策や事業や対策だけで解決できるとは思っていませんが、人口の減少は、地方における日本全体の問題で仕方が無いんだと言う意識だけは持ってもらえたくありません。
 
 こういう経済状況の中で常に人口が増加するにはどうしたらいいのか、全職員の全知全能を使え市政を運営してもらいたいと思いますが、市長の考えを伺えます。

 本当に人口減少問題はお手上げなのですか。

       



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